楽天市場

RPPのキャンペーン設計について

楽天RPP広告の3つのCPC設定(キャンペーン/商品/キーワード)の役割と配信優先順位を理解し、無駄打ちを減らしながら露出をコントロールするキャンペーン設計の進め方を解説します。

レシピ(記事の構成)
下ごしらえ 材料 手順 仕上がり

楽天のRPP広告は、ただ予算を入れて回すだけだと「なぜか配信されない商品」「採算が合わないのに止められない商品」が出てきて悪循環にはまりがちです。RPPには大きく分けて3種類のCPC設定があり、それぞれの役割と優先順位を理解してキャンペーンを設計すると、無駄打ちを減らしながら露出をコントロールできるようになります。この記事では、RPPのキャンペーン設計の考え方を、設定の順番に沿って整理していきます。

材料:RPPの3つのCPC設定を知る

RPPの入札は「キャンペーンCPC」「商品CPC」「キーワードCPC」の3つで構成されます。まずはこの3つが何を決めているのかを押さえるのが、設計の出発点になります。

キャンペーンCPC(店舗全体の上限)

キャンペーンCPCは、店舗全体の「上限CPC」を決める設定です。例えば90円に設定すると、〜90円の間で各商品ごとに自動で配信されます。商品Aは45円、商品Bは51円、というように、上限の範囲内で商品ごとに自動で調整して配信してくれるイメージです。最初の土台になる設定だと思ってください。

商品CPC(固定値での個別調整)

商品CPCは、キャンペーンCPCより強く、または弱く入札したい商品に使う設定です。こちらは自動ではなく固定値での設定になります。例:30円に設定したら30円で固定配信、40円なら40円で配信、という具合です。最低CPCは20円から設定できます。固定値なので、日々データを見ながら調整していく必要があります。

キーワードCPC(狙いたい検索語に入札)

キーワードCPCは、商品ごとに最大10個のキーワードを指定して入札できる設定です。狙いたいキーワードがあるときに使います。こちらも固定CPCで、最低入札単価は40円からになります。

下ごしらえ:配信の優先順位と「自動 vs 固定」を押さえる

3つのCPCを設定する前に、必ず知っておきたいのが配信の優先順位です。RPPでは「キーワードCPC > 商品CPC > キャンペーンCPC」の順で優先されます。つまり、同じ商品に複数の設定があるときは、より個別性の高い設定が優先して使われる、ということです。

もうひとつのポイントが「自動か固定か」です。キャンペーンCPCは上限の範囲で自動配信、商品CPCとキーワードCPCは固定配信。※固定にした商品・キーワードは自動最適化が効かなくなるので、設定したら放置せず、日々の数値を見て手を入れていく前提で使っていきましょう。

手順:キャンペーン設計の進め方

ステップ1:キャンペーンCPC+除外設定でスタート

運用の初期段階では、いきなり商品CPCやキーワードCPCまで作り込まず、キャンペーンCPCと除外設定だけで配信を始めるのがオススメです。まずは上限CPCを決めて自動配信に任せ、配信したくない商品を除外しておく。この状態でしばらく回して、データを溜めていきます。

ステップ2:データを見て「露出されていない商品」を見つける

ある程度配信したら、データを確認します。ここで注目したいのが、露出(配信)がされていない商品です。キャンペーンCPCの自動配信では入札が弱く、思うように表示されていない商品が出てきます。こういう商品に、次のステップで個別の手を入れていきます。

ステップ3:露出を強めたい商品に商品CPC・キーワードCPCを活用

露出を強めたい商品には、商品CPCで上限を超える強い入札をかけます。例:キャンペーンCPCが90円でも配信が弱い商品に、商品CPCで101円を設定して押し上げる、といった使い方です。さらに狙いたい検索語があれば、キーワードCPCで最大10個まで指名して入札していきます。優先順位が高い設定なので、ピンポイントで露出を取りに行けます。

ステップ4:採算が合わない商品は商品CPCを低くする

逆のパターンも大事です。キャンペーンCPCの自動配信だと入札が高くつき、採算が合わない商品も出てきます。その場合は商品CPCをわざと低く設定してあげます。例:採算の合わない商品に商品CPC20円を設定して、配信を絞りつつ無駄なクリック単価を抑える。「強める」だけでなく「抑える」のも、商品CPCの大切な役割だと思います。

仕上がり:何が変わるか

3つのCPCと優先順位を理解して設計すると、「全体は自動でざっくり、伸ばしたい商品とキーワードは固定でピンポイントに、採算の合わない商品は抑える」というメリハリのある配信ができるようになります。やみくもに上限CPCだけを上げ下げするより、無駄打ちを減らしながら必要なところに予算を寄せられるので、費用対効果の改善が見込めます。

ひとつまみ:RPP設計はこの順番で考えると迷いません。
・まずはキャンペーンCPC+除外設定だけで配信し、データを溜める
・露出が足りない商品は商品CPC(最低20円)・キーワードCPC(最低40円)で強める
・採算が合わない商品は商品CPCを低くして抑える。固定設定は日々の見直しが前提

まとめ

RPPのキャンペーン設計は、3つのCPCの役割と「キーワード>商品>キャンペーン」の優先順位を押さえ、最初は土台(キャンペーンCPC+除外)から、データを見て個別調整へ、という順番が王道だと思います。まずは小さく始めて、数字を見ながらメリハリをつけていきましょう!

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