そのFBA配送料、実は本来より高く請求されているかもしれません。原因の多くは「寸法区分のズレ」です。この記事では、よくある2つの取りこぼしと、寸法・重量の再計測を依頼して配送料を適正化する手順、依頼時の注意点までをまとめます。1点あたり数十円の差でも、数量が出る商品ほど利益に効いてきますので、ぜひ一度見直してみてください。
下ごしらえ:FBA配送料は「サイズ」で決まる。見落としがちな2つのパターン
FBA配送料は商品の寸法・重量で区分が決まり、その区分ごとに料金が設定されています。逆に言うと、登録(計測)されている寸法が実態とズレていると、配送料も実態とズレてしまいます。よくあるのが次の2パターンです。
同じサイズなのにバリエーションごとに配送料が違う
中身もパッケージもほぼ同じなのに、カラーやサイズ違いのバリエーションごとにFBA配送料が違う——これは寸法の計測結果がバリエーション間でバラついているサインです。例:同じ箱に入れているのに、片方だけ一段上の区分になっている、というケースです。まずは各ASINの配送料を並べて、明らかに浮いているものがないか確認してみてください。
梱包を小さくしたのに、再計測の申請を忘れている
コスト改善で梱包を一回り小さくしたのに、Amazon側の計測データは古いまま、というのもよくあります。梱包を改善した時点では配送料は自動では下がりません。※こちらから再計測を依頼して、はじめて新しい寸法が反映されます。「小さくしたから大丈夫」で止めず、申請までセットにしておきましょう。
手順:寸法・重量の再計測を依頼する
やり方はシンプルで、セラーセントラルのサポートから依頼できます。流れは3ステップです。
ステップ1:「FBA手数料の再計測と返金」を選ぶ
セラーセントラルの「サポートを受ける」から、「重量と寸法に関する問題(FBA手数料および在庫保管手数料の再計測と返金)」を開き、「FBA手数料の再計測と返金」を選択します。

ステップ2:対象のASIN(FNSKU)を入力する
再計測したい商品のFNSKU/ASINを入力します。入力欄には一度に最大25件まで入れられます。

ステップ3:送信可否と上限を確認して依頼する
「このリクエストは送信可能です」と表示されれば依頼できます。この画面で「今月の送信済み」と「1か月の対象となる上限:20」も確認できます。寸法を把握していれば「はい」で進めましょう。※入力は25件まで可能ですが、再計測の対象になるのは1か月あたり20件までなので、効果の大きい商品から依頼するのがおすすめです。

仕上がり:数十円の差が、月間ではこれだけ大きくなる
配送料区分が一つ下がるだけでも、効果は数量に比例して効いてきます。例えば、1点あたりの配送料が50円下がったとします。月に1,000個売れている商品なら、50円 × 1,000個=月50,000円。年間に直すと600,000円の差です。※実際の差額は商品サイズや販売数で変わりますので、あくまで考え方の一例です。利益率が薄い商品ほど、この数十円が効いてきます。
ひとつまみ:再計測は月20件まで。「効果の大きい順」に枠を使う
・再計測の対象は1か月あたり20件まで(無制限ではない)
・「販売数が多い × 配送料が高い」商品から優先する
・これから出す商品は梱包サイズ自体を見直し、配送料区分を一つでも下げておく
まとめ
FBA配送料は「寸法区分のズレ」で払いすぎが起きがちです。バリエーション間のバラつきと梱包改善後の申請忘れをチェックし、効果の大きいASINから再計測を依頼してみてください。地道ですが、利益に直結する見直しです!
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